最近、査定依頼のお客様とお話をしたら、立て続けに同じ話をされていたので気になったので書いてみました。
不動産の売却を検討されている方の傾向
①親の住んでいた家を相続したが使わないので処分したい
②家庭の事情により今住んでいる家を売りたい
③田畑を手離さないといけない事情が出来た
その中でやっぱり皆さんが一番に思うことは、少しでも高く売りたいと願っているはずです。
そこで、不動産一括サイトから数社に依頼して、一番高い所にお願いすれば希望の金額で売れると思っている方がたくさんいます。
実はそこが間違いなんです。
不動産の一般的な相場はありますが、売る人が値段を〇〇〇万円と言えばその金額で売ることが出来ます。
やっぱり、生まれ育った家だったり、両親が住んでた家だったりすると思入れがあり、こんなに良い家(土地)なんだから相場の金額より高く売れるだろうと思っちゃうと思います。
ですが、買う側に立って考えてみてください。
例えば、同じような面積で同じような建物で同じような地型の土地が売りに出ていて、自分たちがそこを買うか見に来た時に、果たしてその金額(売却希望額)を見たときに安いと思うか高いと思うか冷静に考えてみてください。
仮に、ちょっと気になる物件があった時に、次の月になってしまい、また不動産広告を見たら同じく載っている・・・・・
なんてことが起きてしまいます。
なんて事もありえるかもしません。
たまたま、数か月間広告に掲載してた時に初めてその広告を見て申し込みになったなんてことはあるかもしれませんが・・・
不動産業者は、査定金額を高く出して、自分の所で専属専任媒介契約を結べば高く売れようが安く売れようが関係ありません。
販売価格が安くなると、仲介手数料が安くなるから不動産業者は不利になるから高い金額で売ってくれるんじゃないの?なんて思っているかもしれませんが、売買金額が安くなって変わる仲介手数料は微々たるものです。
それならいつまでも売れないで仲介手数料が入らないままなら、売るために値下げしましょうと売主様に提案し、安くてもいいから一日でも早く売った方が良いと思っています。
結果的には1番安かった査定金額より安い金額でしか売れなかったなんて事も有り得ます。
このように、最初に売りに出す金額を間違えると大変な事になりかねません。