太陽光発電付きの中古住宅を購入する場合は、家の名義変更以外にも手続きが必要になります。
多くの人にとって住宅の購入だけでも慣れないものなのに、さらに複雑な手続きが加わると混乱してしまうかもしれません。
中古住宅の購入を検討している人は、太陽光発電付き住宅の購入にともなう諸手続きや名義変更が大切な理由などについてもチェックしてくださいね。
太陽光発電付き中古住宅とは、おもに出力10kw以下の発電設備を搭載した住宅のことです。
屋根・屋上や庭の面積が広い住宅では、10kw以上発電可能なパネルを設置している場合もあります。
太陽光発電付き中古住宅を購入する場合は、家だけでなく太陽光発電の名義変更もしなくてはなりません。
その際に変更する名義は、以下の2つです。
・売電口座の名義
・設置者の名義
特に設置者名義の変更は複雑なため億劫になることもありますが、手続きの忘れ・不備がないよう注意が必要です。
名義変更は購入者の義務であるとともに、名義変更せずにいるとさまざまな不都合が発生します。
売電口座の名義と設置者の名義が一致しないという理由で売電を止められたり、設備の修繕に対応してもらえなかったりすることもあります。
住宅の名義変更とともに、太陽光発電の名義変更も済ませてしまいましょう。
売電による収益を住宅ローンの返済にあてたい場合は売電できなくなると返済計画が崩れてしまうので、特に注意深く確認しましょう。
太陽光発電付き中古住宅の名義変更方法と必要書類について、順にチェックしていきましょう。
▼設置者の変更
太陽光発電をおこなうためには事業計画書の提出が必要であり、前の所有者は経産省から事業計画認定を受けているはずです。
事業計画書には設備の所有者を明記しなくてはならないので、所有者が変わった場合は変更手続きをしなくてはなりません。
▼売電契約の変更
売電で収入を得るためには電力会社との契約が必要であり、売り上げ金を口座へ振り込んでもらうためには売電契約者を変更しなければなりません。
変更方法は電力会社によって異なるので、契約会社に問い合わせましょう。
▼名義変更に必要な書類
・譲渡契約書か譲渡証明書の原本
・買主と売主の住民票の写し、または戸籍謄(抄)本の原本
・買主と売主の印鑑証明書
・受給が開始されたことを証明する電力会社発行の書類
状況によって必要書類は違うので、詳細については経産省のホームページで確認するか専門家などに相談しましょう。
太陽光発電付き中古住宅を購入する場合は、名義変更の手続きが増えることに注意しなければなりません。
各手続きには時間がかかることも多いため、なるべく早めに必要書類を準備しておくと良いでしょう。
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